

公務員の仕事は、単純な業務が多くあまり人と関わらないというイメージがありますが、実は多くの人との関わる業務が多いのが現実です。
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そのため、さまざまなシーンで公務員はコミュニケーション能力が必要とされます。その理由を、地方公務員歴15年の私yuuが解説していきます。
この記事を読むことで、公務員の仕事では積極的に他の職員とコミュニケーションを図ることの重要性が分かります。
目次

ポイント
- 数年おきに異動が必ずある
- 住民に対し説明が必要
- 他部署との調整が多い
- どんな環境下でも仕事をこなせる職員が評価される
- 一人で完結する仕事はない
公務員にコミュニケーション能力が必要な理由5選

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理由①数年おきに異動が必ずあるから
公務員には必ず人事異動があります。
異動する期間は人によってざまざまですが、3年〜5年が一般的です。異動の理由は、「業務の公平性」、「効率化」、「不正が起こるのを防ぐ」などの理由があります。
そして、この人事異動は公務員人生を大きく影響を与えます。
数百人規模の小さな自治体なら、異動先の同僚や上司も顔見知りであることが多いと思います。
しかし数千人規模の都市や、県庁といった大きな自治体では全く初対面の同僚や上司といきなり働くことになります。

特に上司によっては、仕事の方針が大きく変わったりもするかもしれませんが、うまくコミュニケーションをとって仕事をこなして行かなければいけません。
理由②住民の理解を得る必要がある
公務員の仕事は、住民の生活と密接に関わる仕事が多いです。
例えば、「税務部局での納税業務」や「生活保護」、「住民票などの証明書の発行」などは、住民と直接関わりがあります。
そこで、窓口に来た住民に
- 手続きに時間がかかりすぎる
- 対応の仕方が悪い
- 申請の内容が分かりにくい
などのクレームを言われることが多く発生します。
このような時でも、しっかりと住民の方の話を受け止めて、懇切丁寧に対応することが大切です。
ここでも、コミュニケーション能力がとても重要になってきます。

理由③他部署との調整が多い
公務員の仕事には、一つの部署に止まらず他の部署と協力して事業を進めていくことが多くあります。
例えば、何かのあなたの部署が主催するイベントを開催する時には
- 予算の関係で財務部局との調整が必要
- イベント開催を周知するため広報部局との調整が必要
- イベントの参列する来賓を総務部局との調整が必要
こんな感じで、一つの事業を行う上でも必ず他部署との調整が必要になってくるのです。
常にあなたが他部署間との、コミュニケーションを良好にとっていればスムーズに事業が進んでいくでしょう。

理由④どんな環境下でも仕事をこなせる職員が評価される
公務員は、一つの仕事に特化したスペシャリストよりも、広い知識を持ったゼネラリストが評価される傾向にあります。
それは先ほど説明したように、数年おきの異動がありさまざまな分野の仕事をしなければいけないためです。
異動先には、どんな人間関係が待っているかは分かりません。どんな環境でも、誰とでもうまく仕事をこなす公務員は高く評価されるべきです。
さらに、どんな同僚、上司とでもうまくやっていけるような人材はとても組織に重宝されます。
理由⑤一人で完結する仕事はない
どのような仕事であっても、自分一人で完結する仕事はありません。仕事を進めていく上で、上司の承認や決済が必要になってくるのです。
そのため、日頃から上司への、報告・連絡・相談についてはどんな部署に配属になっても共通して行うべきことです。

まとめ
いかがでしたか。今日は公務員に大切なのは、実はコミュニケーション能力というテーマでお話ししてきました。
ポイントは以下の5つです。
ポイント
- 数年おきに異動が必ずある
- 住民に対し説明が必要
- 他部署との調整が多い
- どんな環境下でも仕事をこなせる職員が評価される
- 一人で完結する仕事はない
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どんな職場においても、人間関係が最も重要です。それには良いコミュニケーション能力は欠かせません。
そしてそれは公務員においても決して例外ではありません。
参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。