蓄財するためには、様々な方法がネット記事なんかでは紹介されていますが、せっかくなら、公務員という立場をフル活用した蓄財方法を知りたいとは思いませんか。
共済組合を利用すれば、一般の会社員の人以上に効果的に蓄財を進めることができるんです。
公務員で、資産を増やしFIRE(経済的自由を確立し早期退職する)を目指している人に参考になると思いますのでぜひ最後までご覧ください。
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- 現在30代で九州在住の地方公務員(公務員歴15年、妻:パート従業員)
- 2020年10月からYouTubeのリベ大を見て「経済的自由FIREを目指したい」と志す
- 50歳でFIRE することを目標とし、日々の《節約・投資・副業》を通して資産形成に挑戦
- つみたてNISA、特定口座、ジュニアNISAで投資を継続中❗️
この記事で分かること
公務員なら蓄財するための効果的な方法として、共済組合を積極的に活用した方が良いメリットについて解説します
ちなみに、この記事で参考にした書籍はこちらです。公務員がお金を貯めるために、学ぶにはとても参考になる書籍です。
共済組合とは
地方公務員の共済組合制度とは
社会保険制度の一環として、相互救済によって組合員およびその家族の生活の安定と福祉の向上に寄与するるとともに、職務の能率的運営に資することを目的として設けられている
要は、公務員の福利厚生制度ってわけです。
共済組合が行う事業は大きく分けて3つあります
- 短期給付事業 ⇨ おもに社会保険に関すること
- 長期給付事業 ⇨ おもに年金に関すること
- 福祉事業 ⇨ 福利厚生に関すること
大きく重要なのは3番の福利厚生制度です。これをしっかり活用することで、効果的に蓄財を進められるのです。
おとくな共済組合の福利厚生制度3選を解説
おとくな共済組合の福利厚生制度は以下の3つです
お得な制度3選
- 共済貯金制度
- 貸付制度
- グループ保険制度
共済貯金制度
共済貯金制度とは、公務員などの福利厚生の一つで毎月の給料やボーナスから一定額積み立てをしていく財形貯蓄制度です。
給料から、予め自分が決めた金額を天引きして積み立てることができるため、手間をかけずに貯蓄を行っていくことができるメリットがあります。
そして、この共済貯金の最大のメリットは、利回りが他の金融機関と比べて圧倒的に高いことです。
私が勤務する、自治体の共済貯金では利回りがなんと0.6パーセントもあります。
これは、大手銀行などの定期預金の利回り0.001パーセントと比べると、雲泥の差があります。
一般的には0.5パーセントから1%の利率が設定されています。
これは、1000万円共済貯金に預けておくだけで、年間5万円から10万円の利息をノーリスクでもらえることを意味します。(実際には利息から税金がやく20%とられますが)
デメリットが、あるとすれば預け入れ残高が3000万円までという上限が設定されていること。
また、銀行預金とは違いペイオフ制度対象外のため、組合が破綻した場合は保証されないなどがあります。(実際には、自治体が破産することはないとは思いますが・・・)
共済貯金の利率は、組合ごとに設定されているため、一度勤務先の共済貯金制度について調べてみてはいかがでしょうか。
貸付制度
共済組合の制度として、貸付制度も大変お得です。
もちろん借金であることには変わりはないので、利用しなくても良いに越したことはないのですが、どうしても急にお金が必要になった際には検討してみる価値はあります。
貸付制度とは
自動車の購入、マイホームの取得、罹災後の復旧、医療、教育などの臨時の支出において、必要な資金を貸し付ける制度
この貸付事業のメリットはいくつかあります。
メリット
- 貸付金利が他の金融機関と比べて低い
- 連帯保証人、抵当権(担保)などがいらない
- 繰上げ返済時の手数料がいらない
借入上限が定められていたり、職場を通して申請しないといけないなどのデメリットはあるものの、他社のカードローンや教育ローンと比べて、有利であることは間違い無いので検討の余地は大いにあると思います。
グループ保険制度
公務員やその家族を対象にした保険制度グループ保険も、とってもお得です。
グループ保険制度
公務員およびその家族の死亡時に年金または一時金の支給をすることにより、家族のその後の生活を支援する福利厚生を目的とした保険制度
死亡保険以外にも様々な保険商品があります。
- 医療保険(入院、手術に対しての保証)
- 傷害保険(ケガによる通院に対して保証)
- 三大疾病保険(がん、脳卒中、心筋梗塞に対しての保証)
これらの保険のメリットは
メリット
- 保険料が安い
- 剰余金が発生した場合は、還付される
- 保険の営業員がいないため、悪質な勧誘をされることがない
この保険の特徴は、運営元が共済組合のため営利を目的としていない点です。
非営利のため、集めた保険金から剰余金が発生した場合は、加入者に対して還付されます。
ちなみに私の加入しているグループ保険は、年間支払額の約40〜50パーセントが返還されています。
民間保険と比べて、保証がやや薄いなどのデメリットもあるのですが、給与が安定していて、手厚い社会保険にも加入している公務員には十分な保証内容です。
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まとめ
いかがでしたか、この記事では公務員が蓄財のために利用すべき、共済組合の制度について解説しました。
お得な制度として紹介したのは以下の3つです。
お得な制度3選
- 共済貯金制度
- 貸付制度
- グループ保険制度
公務員であるあなたにしか利用できない制度です。せっかくならお得に利用して蓄財をスピードアップさせてみてはいかがでしょうか。
公務員がお金の貯め方を学ぶならこちらの書籍がおすすめです。