

今日は、部下を持っている人、これからリーダーとなる人に向けて、リーダーとはどうあるべきなのかを解説していきます。
今回の記事は【リーダーの仮面〜「いちプレーヤー」から「マネージャー」に頭を切り替える思考法〜】を参考にして解説しています。
この記事の作者yuu
- 現在30代で九州在住の地方公務員(消防士歴15年)
- 2020年10月からYouTubeのリベ大を見て「経済的自由FIREを目指したい」と志す
- 50歳でFIRE することを目標とし、日々の《節約・投資・副業》を通して資産形成に挑戦
- つみたてNISA、特定口座、ジュニアNISAで投資を継続中❗️
目標額は50歳で資産5,000万円
子供3人の5人家族で、住宅ローンを抱えながらも日々の奮闘をブログで綴っております。
書籍紹介【リーダーの仮面】
この本を読むべき人
- 20代、30代の若手のリーダーの人
- 初めて部下を持った人(中間管理職)
- 部下との接し方、マネジメントに悩んでいる人
- 組織の成長を望んでいる人
本の概要
ほとんどの仕事において、プレーヤーとしての能力は、30代をピークに歳を取るごとに衰えていきます。
自分が40代、50代になっても20〜30代と同じように仕事で切磋琢磨できるでしょうか?手足となるような現場の人材は若ければ若いほうがいいのです。
年を重ねるごとに、必ずどこかで「マネジメント能力」を身につけなくてはいけません。
ちょっとした考え方を身につけ頭を切り替えるだけで、「マネジメント能力に長けた、いいリーダー」になる事ができます。その方法として【識学】という学問が力を発揮します。
その識学をベースにしたマネジメント方法が、リーダーの仮面という武器なのです。
識学とは
組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どうすれば解決できるか、その方法を明らかにした学問
書籍紹介【エッセンシャル思考〜最小の時間で成果を最大にする〜】

ポイント①自由にしていいはストレスになる
夏休みの宿題で、以下のように言われたとします
- なんでもいいから自由に研究して発表しましょう
- 好きな動物を1種類選び、研究して発表しましょう
この場合、後者の方が「好きな動物1種類」というルールを追加するだけでかなりストレスが軽減されます。前者の場合、やるべき事が曖昧すぎて、大きなストレスを感じたはずです。
リーダーがやることとして最も重要なのがこの、「ルールを決めるということです」。
仕事上で守るべきルールがあるからこそ、部下は仕事に集中し快適に過ごす事ができるのです。

ルールを決める大事なポイント
- 個人的な感情を加えない
- 主語を明確にする
- 誰がいつまでにやるのかを明確にする
ルールを決める上でこのポイントを抑えていないと、部下が不信感を覚えたり、意味のないルールになってしまいます。
ポイント②部下とは迷わず距離を取れ
経営者をトップとして役員が数人、各部署に部長がおり課長などの中間管理職がいて、一般社員がそれぞれについている。このような「ピラミッド構造」の組織に嫌悪感を抱く人は、多いのではないでしょうか。
しかし、識学では「組織の成長スピードを考えたとき、ピラミッド構造が最適であり、最速である」と考えられています。
ピラミット構造の組織のメリット
- 決定する人が明確で、責任の所在がハッキリしている
- それぞれのポストで違った景色が見える
リーダーとしてのポストを理解できたなら、次はリーダーとしてなすべき事があります。
部下に対し「誰から評価されているのかを理解させる」ことです。
部下自身が、給料という対価を得るにあたり「今自分は、直属の上司からの評価を得なければならない」ということを正しく認識させる必要があります。

ポイント③「集団の利益」から「個人の利益」が生まれる
本来組織は「集団の利益アップ」⇨「個人の利益アップ」が正しい順序です。
しかし、「個人が自分を主張し、それに集団が合わせていくべきだ」という勘違いをしている人が多くいます。
そこで、リーダーは全員の目を「組織の利益」に向かわせる必要があります。
いいリーダー、ダメなリーダーの分岐点は、一人の部下に好かれるのか、チーム全体のパフォーマンスに視点を置くかという考え方で決まります。
たとえ部下が2〜3人であっても、組織のトップであることには変わりありません。

ポイント④褒められて伸びるタイプを生み出すな
評価には2つの種類があります
- 自己評価
- 他者評価
しかし識学では自己評価を本当の評価とはみなしません。
なぜなら、「仕事ができる人」=「評価者(上司)が求める成果を出せる人」だからです。
リーダーが正しい評価をするポイント
- プロセスを評価しない
- 褒めれば伸びるはあくまで子育て論
- 何気なく褒めると、勘違いする
子どもの頃にする勉強と仕事の本質は違います。
子どもが、やる意味がよくわからないまましている勉強と、社会人が給料という対価を受け取っている仕事では管理の方法は全く違うのは当然です。
プロセス重視の弊害として有名なのが、「残業アピール」です。定時帰宅で結果を残している部下と、残業してようやく結果を残している部下では、本来評価すべきなのは、前者です。

ポイント⑤リーダーが先頭を走ってはいけない
「渡り鳥」の群れは、一番早く飛ぶ鳥が先頭になって、それにみんながついて行っています。
ここで重要なのは、「先頭の鳥がリーダーではない」ということです。伸びない組織では、リーダーが自ら先頭に鳥となりトッププレイヤーとしてチームを引っ張っていこうとします。
しかし、リーダーはトップになってはいけません。あくまでマネージャーとしての仕事を優先すべきだからです。

まとめ
この書籍では作者の考えのポイントはこちらです。
ポイント
- 部下には稼ぐ力を身につけさせる
- 会社が全ての土台
- 部下にはいいストレスを与えてあげる
- 経験と共にしか人は成長しない
- いいリーダーの声は遅れて効いてくる
参考になった方は、ぜひ手にとって読んでみてください。ありがとうございました。